工房にクルミの材が何本かある。

使いたい。
でも、まだ使えない。

乾燥を待たねばならないからだ。
切ってから、まだ時間が経過していないから。

来年には使えるかな?

乾燥しないまま使うと、
反ったり、くるったり、割れたりする。
だから、待たねばならぬ。

人工乾燥に出すというテもあるが、
ここは自然の成り行きにまかせよう。


クルミの材、近所の保育園からやってきた。
大きなクルミの木を切ったとのことで、
その一部を譲ってもらった。

『保育園のクルミの木』
声に出せば、ココロあたたまる響き。

早く使いたいなぁ。
でも、まだ。まだ、なんだよね。


園児のみんなに
「まーだだよ!」と言われているかのようだ。


■ 2010/10/27■



archives
Illustration:Motoko Umeda
2008年4月〜2011年3月 工房創成期の軌跡
日記アーカイブス
保育園のクルミの木