梅雨が明けた。夏が来た。

ラジオが、大瀧詠一の『カナリア諸島にて』をかけている。

ナイスな選曲。
夏が来れば、聴きたくなる。


この曲を聴くと、したくなることが、2つある。

アイスティーがのみたくなる。
実際、そうしたことがある。
曲の冒頭に
「薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて」
という、小粋でビジュアルな歌詞がある。
(作詞:松本隆)

そして、やっぱり、
カナリア諸島に行きたくなる。
ちなみに、実際には行ったことはない。


そうさせてしまう……アイスティーを作ってしまう。
そうしたくなる……カナリア諸島に行きたくなる。
こういう曲って、きっと名曲なんだろう。


『カナリア諸島にて』を収録する
彼のアルバム『A LONG VACATION』は、1981年の発表だが、
いまなおテレビCMに使われ、
多くのアーティストがカバーを歌っている。

30年が経とうとしているが、色あせない。
スゴイなあ。

この曲のような仕事がしたいものだ。
いわゆる名作というやつだ。


クラフトにおいて、名作とは?

出来ばえが良い。優れたデザインに、いい気色。
そして、欲しくなってしまう。
条件としては、そのあたりか。

それらに付け加えるのなら。

そのプロダクト、モノを見れば、
使いたくなる、使うシーンが浮かんでくる。

その一曲が、カナリア諸島での休日を連想させるような。

クラフトにおいても、
そういうものが名作なんだと思う。


■ 2010/07/20 ■



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Illustration:Motoko Umeda
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あの夏の名曲のような